続き(その2)

2003年5月3日
問題の最終回について。

正直、わたし自身は・・・・ちょっと感動しました(笑)

いや、もともと『佐為編』の時点で、ヒカ碁のテーマって、こと囲碁のことだけでなく
すべての子供たち(人たち)が、「未来をつなぐ」存在なんだ、ってことかなあと思っていたんです。
でも、まあ、碁の漫画だから。
それなのに、最終回、ちゃんと言ってたじゃないですか「棋士とか碁とか関係ない」「誰もが」って。

あれは感動したなあ。
あ、やっぱそうか、テーマはそれよねっ!みたいな(笑)
それがはっきり書かれたことによって、誰にでもわかったというのは素晴らしいと思います。
わかる人だけわかればいいのよ、というのは、こと子供むけの作品では、わたしはあまりよくないと思うので。

ただ、佐為のあの言葉(笑)
あのラストの1ページは・・・・。

いや、わかりますよ。
ヒカルが最初にきいた佐為の言葉を、「誰もが」という言葉に続けることで、
「誰もが」「佐為の言葉を聞く(ような奇跡をおこす)可能性をもっている」って意味なんでしょう。単純に言えば。

でもそれが正解として、
読む人みんなには・・・・わからないぞう(笑)、きっと。

ヒカルの碁という作品の、本当のラストとしては、もっと爽やかに、すっぱりわかりやすい方がふさわしかった、と私は思います。
それこそ17巻のラストのような。
でももう一度佐為を出しちゃうわけにもいかないし、かといって、最後にどうしても佐為の何かを出したかったんだろうなあ。

いや、わたし自身の好みでいえば、このラスト、かなり好みですよ? そのあたりは誤解なきように(笑)

いえることは、やっぱりほった先生、たいへんだったんだろうな、と。

さらなる続編を望む人が多いですが、そして、作品の構造上では可能だと思うんですが・・・・
わたしはなんていうか、ほった先生にとってのヒカ碁の思い出を、とりわけ佐為の思い出を、こわしてほしくないから、無理はしてほしくない気持ちが強いです。

作品よりも作者のファンになったのって、考えてみれば私にはめずらしいことです(笑)

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